乙丸 哲延

Otomaru Testunobu

歩いていて出会った景色が原形になる

  • 生い立ちやアーティストとしての活動歴などを教えてください。
  • それまではごく普通の高校生でした。美術の先生に勧められて、東京藝術大学の油画科に入りました。3年生の秋にフランス政府給費留学生試験に受かり、卒業後に渡仏しました。
  • 新しい作品を生み出す時は、どの様なきっかけで制作を始めることが多いですか?
  • 歩いていて出会った景色が原形となることが多いです。
  • 作品を制作する前に準備する事や、何か決まったルーティーンなどはありますか?
  • 朝9時に白いパレットに絵具を出します。ランダムに数枚の作品に手を入れ、夕方になったら終了、余程の事がないと夜には描きません。
  • 作品を制作する場所はどの様なところですか?
  • 東京にいる時は、ほとんどアトリエにて仕事をします。海外では、カフェやホテルの窓からスケッチします。
  • 作品を制作する際に、どの様なところに気をつけていますか?また最も気を配ったり、苦労する点があれば教えてください。
  • 大作を組立てる際に、沢山のデッサンを重ねることを意識しています。
  • 作品が完成した、と思える瞬間はどの様な時ですか?
  • 完成の空気感が感じられたら、筆を置きます。
  • あなたにとって作品/アートとは何ですか?
  • 精神のかけらです。
  • 海外でも長く活動してらっしゃいますが、作品を制作する上で日本と海外の一番の違いは何ですか?
  • 海外では個性の自己主張が必要となります。
  • 今までで一番心に残っている景色はどのようなところでしょうか?
  • 留学した一年目はニースの大学に学びました。丘の上の学校から毎日見える青い空と海が、もっとも印象的でした。
  • コミュニティクラブたまがわで教えているサークル「日曜絵画教室」では、どのようなことを学べますか?また初心者でも大丈夫でしょうか?
  • 生徒さんにはリラックスして学んでもらいます。正しい形が描けるようになったら、心のままに自由に変形させてみましょう。もちろん初心者の方も大丈夫です。